設立趣旨

 

岡山県総社市の総社宮参道に接する総社商店街筋は、その昔多くの豪商が軒を並べた門前町として栄えた通りでした。ただ現在は空き家も多く、かつての活気を失っているのが現状です。その中には2002年に総社市に寄贈された堀和平(岡山県洋画界の先駆者 18411892)生家をはじめ、建造物として高い評価を持ちながら、空き家のため老朽化の進む建物もみられます。

しかし総社商店街筋には、旧総社警察署(現まちかど郷土館)など、現在活用されている地域遺産もあり、それらを含め観光資源として今後残すべき建造物や町並みに目を向け、その具体的活用を勧めることが大切なのではないでしょうか。

 「レトロ」という言葉が「古きもの」という括りから解き放たれ、「今」とともに生きてゆく、「れとろ=きょう、そしてあした」という考え方を地元の方々や市と一緒になって推し進めてゆきたい。我々はそんな気持ちをカタチにしていくことを目指します。

 

「総社商店街筋の古民家を活用する会」は、総社商店街筋や総社市内に残る古民家などの保存及び活用について、さまざまな切り口からアプローチしていきたいと思っています。